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2024.05.27

「施工管理」とは?仕事内容や年収、資格の種類をわかりやすく解説

目次

施工管理とは?

建築や土木工事の現場で必要不可欠なプロセスであり、プロジェクトが計画通り予算内で安全に高品質で完了するように統括する役割を担います。

施工管理のプロセスにはいくつかの重要なステップがあります。

  • Step1.
    工事開始前の計画段階で詳細な施工計画を立て、必要な資材や人員の手配を行います。
  • Step2.
    工事中は定期的に現場を巡回し、進捗状況を確認しながら品質や安全のチェックを行います。
  • Step3.
    工事が完了した後には、最終的な検査を行い、問題がないかどうかを確認します。

ステップを踏むことで、プロジェクトが成功裏に完了することを目指しています。
また技術的な知識だけでなく、コミュニケーション能力やリーダーシップも求められます。現場では多くの人々が関わり、それぞれの役割を果たしていきます。チーム全体をまとめ上げ、円滑にプロジェクトを進行させるための調整力が必要です。

施工管理の重要性を理解することで、工事現場の効率化や品質向上が図れます。現場での問題を迅速に解決し、最適な状態でプロジェクトを進めることができるのです。

施工管理の仕事内容は?

仕事は多岐にわたりますが、その中でも特に重要な役割を果たすのが、プロジェクト全体の計画と進行管理です。私たちは施工管理士として現場を統括し、計画通りにプロジェクトを進めるために、以下のような具体的な業務を遂行しています。

主な仕事の一つが「施工計画の立案」です。

工事が始まる前に、全体の工程を細かく計画し、必要な資材や人員を手配します。この計画がしっかりしていないと、工事がスムーズに進まないため、非常に重要な段階です。私たちはこの段階でプロジェクトの成功を左右する多くの要素を検討し、最適なプランを策定します。

実際の工事現場での「進行管理」があります。

計画通りに工事が進んでいるかを常に確認し、問題が発生した場合には迅速に対応します。工事進捗をチェックし、品質や安全性を確保するための各種検査を実施します。また各専門工事業者との連携を図り、作業が滞りなく進むように調整し、予期せぬトラブルや遅延を防ぎます。

「品質管理」も重要な仕事の一つ

建設プロジェクトでは、仕上がりの品質が非常に重要です。使用する材料の検査や、施工方法の確認を通じて、品質を確保します。また、完成した建物や構造物が設計通りであるかを最終的に確認するための検査も行います。これにより、高品質な成果物を提供することができます。

「安全管理」も欠かせない業務

工事現場は多くの危険が伴う場所であるため、安全対策を徹底することが求められます。安全マニュアルの作成や現場の巡回、安全教育の実施を通じて、事故を未然に防ぐための活動を行っています。

「コスト管理」も施工管理の重要な仕事

予算内でプロジェクトを完了させるために、資材費や人件費の管理を徹底します。無駄なコストを削減し、効率的に資源を利用することで、プロジェクトの経済的な成功を目指しています。

これらの業務を通じて、私たちはプロジェクトの成功に貢献しています。施工管理の仕事は、多岐にわたる責任と調整力が求められるものですが、その分やりがいも大きいです。

施工管理のお給料は?

一般的には他の建設業種と比べてやや高めです。また経験や資格、担当するプロジェクトの規模によって大きく異なります。

2級施工管理技士の資格を持つ場合、大規模なプロジェクトや複雑な工事を担当することが多くなり、それに伴う責任も増します。

1級施工管理技士の資格を持つベテランの施工管理士になると、プロジェクトマネージャーとして全体を統括する役割を担うことが多く、プロジェクトの成功に直結する重要なポジションです。年間の収入は、1000万円を超えることもあります。

厚生労働省のデータによると、施工管理の令和4年のハローワーク求人統計データ求人賃金(月額)31.9万円です。年収に換算すると約385万円になります。

山﨑建設では未経験入社の方でも年収約450万円以上、休日も週休二日制のため 自分の時間をしっかりと確保できる環境を作り上げています。

https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/21

施工管理の1日の流れは?

現場の巡回、安全確認、スタッフとのコミュニケーション、各種打ち合わせ、報告書の作成などを行います。 山﨑建設での一般的な1日の流れを紹介いたします。

勤務時間:8:00~17:00

◆実労働時間7.5h/休憩1.5h

8:00 おはようございます!みんなでラジオ体操
8:15 ミーティング
当日の作業の工程や流れなどを職人さんへ指示などします
未経験の方には道具の説明から始まり、安心◎
10:00 休憩
現場作業
12:00 お昼休み
13:00 午後の作業についてのミーティング
工程作業の指示に加え、事務作業などもあります
15:00 休憩
現場作業
16:30 1日の作業を振り返って最終チェック
翌日の作業の確認も行います
17:00 おつかれさまでした
(事務処理が多くなると事務所に戻って残業などもあり)

日々の業務を通じて、建設プロジェクトのスムーズな進行が行えるようにしていきます。

施工管理の種類とは?

担当する分野や役割によっていくつかの種類があります。施工管理の各種類についての分類を説明します。

  • 建築施工管理
    住宅やオフィスビル、商業施設などの建築物に関する施工を管理する役割です。建物の設計図に基づき、工事が計画通りに進むように調整します。具体的には、基礎工事、鉄骨やコンクリートの施工、内装工事など、建築全般に関わる管理業務を行います。建築基準法などの法規制を遵守しながら、高品質な建物を完成させる責任を負います。
  • 土木施工管理
    道路、橋、トンネル、ダムなどのインフラ施設の施工を管理する役割です。この分野では、地質調査や測量から始まり、基礎工事、土工、コンクリート工事、舗装工事など、多岐にわたる工程を管理します。私たち山崎建設は、自然環境や周辺地域への影響を考慮し、安全かつ効率的にインフラを整備することを目指しています。
  • 設備施工管理
    建物内部の電気設備、給排水設備、空調設備、エレベーターなどの設備工事を管理する役割です。これらの設備が適切に設置され、正常に機能することを確認するための工程を統括します。設備施工管理士は、各種設備の専門知識を活かし、設備が建物全体の運用に支障なく機能するように調整します。
  • 造園施工管理
    公園や庭園、緑地の造成・維持管理を担当します。これには、植物の選定や植栽、土壌改良、灌漑システムの設置などが含まれます。自然環境を活かしつつ、美観と機能性を兼ね備えた空間を作り上げることを目指します。
  • リフォーム・リノベーション施工管理
    既存の建物や住宅の改修工事を管理します。古くなった設備の交換や間取りの変更、耐震補強などを行い、建物の価値を向上させます。この分野では、限られた予算や期間内で最大の効果を引き出すための工夫が求められます。
  • 施工管理に向いている人とは?

    建設プロジェクトの成功に欠かせない役割を担うため、特定のスキルや資質が求められます。施工管理に向いている人の特徴を以下のように考えています。

    1. コミュニケーション能力が高い人
      さまざまな専門職の人々と連携し、プロジェクトを進行させます。そのため、コミュニケーション能力が非常に重要です。現場での指示出しや調整、クライアントや上司との報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を的確に行える人が向いています。円滑なコミュニケーションが現場の効率化とトラブル防止に直結すると考えています。
    2. 問題解決能力が高い人
      建設現場では、予期せぬ問題が発生することが少なくありません。迅速に状況を把握し、適切な解決策を見つけ出す能力が求められます。現場の状況を冷静に分析し、最適な判断を下せる人は、施工管理に向いています。問題解決能力がプロジェクトの成功に直結する要素の一つであると捉えています。
    3. 計画性がある人
      詳細な計画立案から始まります。スケジュール管理や資材調達、予算管理など、計画的に物事を進める力が求められます。計画性があり、段取りを組んで効率よく作業を進められる人は、施工管理の仕事で力を発揮できます。
    4. リーダーシップがある人
      現場のリーダーとしてチームをまとめ、方向性を示す役割を担います。リーダーシップを発揮し、チームを鼓舞しながらプロジェクトを進めることができる人が向いています。私たち山崎建設では、現場の士気を高め、全員が同じ目標に向かって努力できる環境を作り出すことが重要と考えています。
    5. 忍耐力と柔軟性がある人
      厳しい環境や予測不可能な状況に直面することが多いため、忍耐力と柔軟性が必要です。長時間の作業や突発的な変更にも対応できる忍耐力があり、状況に応じて柔軟に対応できる人が施工管理に向いています。
    6. 技術的知識と向上心がある人
      施工管理士は建築や土木に関する深い知識が必要です。技術の進歩に伴い、常に新しい知識を学び続ける向上心も重要です。技術的な知識を持ち、自己研鑽を怠らない人は、施工管理で成功を収めることができます。

    施工管理に向いている人は、高いコミュニケーション能力、問題解決能力、計画性、リーダーシップ、忍耐力、柔軟性、そして技術的知識と向上心を兼ね備えています。これらの資質を持つ人材が、施工管理士としてプロジェクトの成功に大きく貢献できると確信しています。

    施工管理の資格はどんな種類があるのか?

    専門知識と技術を証明するために、いくつかの重要な資格があります。施工管理士としてのキャリアを築くために取得を目指すべき代表的な資格について説明します。

    1. 1級施工管理技士
      施工管理分野で最も権威のある資格の一つです。取得するためには、一定の実務経験が必要であり、試験は高度な知識とスキルを問われます。試験科目には、建築、土木、管工事、電気工事などの専門分野があり、それぞれの分野でトップクラスの施工管理士として認められます。この資格を持つと、大規模かつ複雑なプロジェクトの管理を担当することができます。
    2. 2級施工管理技士
      1級に比べて受験のハードルが低く、比較的少ない実務経験でも受験可能です。この資格は、主に中小規模のプロジェクトでの管理業務に役立ちます。2級施工管理技士の試験も建築、土木、管工事、電気工事などの分野に分かれており、それぞれの専門知識が求められます。まず2級の資格を取得し、その後1級を目指すキャリアパスを推奨しています。
    3. 建築士
      建物の設計と施工管理の両方に関わる重要な資格です。1級建築士と2級建築士があり、1級建築士は大規模な建築物の設計および施工管理を行うことができます。2級建築士は、比較的小規模な建築物を対象としています。建築士資格は、建物の設計から完成までの全プロセスを管理するための知識とスキルを証明するものです。
    4. 電気工事施工管理技士
      電気工事に特化した施工管理の資格です。1級と2級があり、それぞれの資格によって担当できるプロジェクトの規模が異なります。この資格は、電気設備の施工管理に必要な専門知識を証明し、電気工事の品質と安全を確保するために重要です。
    5. 管工事施工管理技士
      給排水、空調、ガスなどの管工事に特化した資格です。1級と2級があり、取得することでこれらの工事における施工管理の専門家として認められます。この資格を持つと、設備工事の計画、施工、品質管理、安全管理を効率的に行うことができます。

    施工管理の分野には、1級施工管理技士、2級施工管理技士、建築士、電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士など、さまざまな資格があります。これらの資格は、それぞれの専門分野における知識とスキルを証明し、キャリアの向上に大いに役立ちます。資格を取得することで、施工管理士としての専門性と信頼性を高め、より大きなプロジェクトに挑戦する機会を山崎建設で得ることができます。

    まとめ

    建設プロジェクトを計画通りに進め、品質、安全、コストを確保するための重要なプロセスです。多岐にわたり責任も大きいですが、その分やりがいも非常に大きい仕事です。建設業界の重要な役割を担う職業であり、様々なスキルと資格が求められます。数ある建設業界の山崎建設でやりがいと成長していきましょう。少しでも興味がある人は、積極的に挑戦してみる価値があると言えると思います。

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