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更新日:2024.11.15

投稿日:2024.04.16

「鳶職」(とび職)とは?仕事内容や年収、給料情報を解説いたします!

目次

 

鳶職(とび職)とは?


鳶職の安全対策とリスク管理の徹底


鳶職とは建設現場における高所作業を主に担当する職種です。鳶職の作業は、高所での鉄骨組立や足場の設置など危険を伴うものが多く、安全対策が欠かせません。安全装置の使用や適切な道具の選定が基本ですが、それだけでは不十分です。現場では事前の安全教育と訓練を通じて、危険を予測し回避するスキルが養われます。また、定期的な安全確認やリスク管理の徹底により、作業員全員が安全に働ける環境を整えることが求められています。事故を防ぐためには、個々の技術力だけでなく、チーム全体での協力と情報共有も重要な要素です。


鳶職に必要な技術と専門知識の習得


鳶職は、鉄骨の組立てや取り付けを行い、建物の安定性を確保します。 重量物の運搬も鳶職の仕事の一部です。建設現場では、重い材料や機材を移動させる必要があります。鳶職は、クレーンや吊り具を使用して、重量物の運搬や設置を行います。鳶職は、建設現場で足場や鉄骨を組み立てる際に高度な技術を要します。例えば、足場の構造に関する知識がなければ、作業員が安全に高所で働ける環境を確保できません。建物の鉄骨組立でも、正確な技術が求められます。さらに、安全基準や建築に関する法律・規制の理解も不可欠です。これらの技術や知識は現場での経験を通じて磨かれ、実際の作業の中で迅速かつ正確な判断ができる力が必要です。鳶職が持つ専門技術は、建物の安全性と品質を支える重要な要素となります。


鳶職における体力とメンタルの重要性


鳶職は肉体的にも精神的にも厳しい作業が多く、体力が求められるのはもちろん、強いメンタルも必要です。高所での作業は想像以上に過酷であり、強風や悪天候などの環境要因にも影響されます。重い資材の運搬や長時間の作業が続く場合もあり、体力維持のためのトレーニングが欠かせません。また、危険と隣り合わせの現場では、集中力を切らさないことが命を守るために重要です。さらに、チームワークを発揮して周囲と円滑にコミュニケーションを取ることも、精神的な安定に繋がります。

鳶職(とび職)の仕事内容は?


高所作業の足場設置における役割


鳶職の高所作業では、建設現場に必要な足場の設置が不可欠です。足場は作業員が安全に建物の外壁や屋根で作業を行うための基盤となります。適切に組まれた足場は、作業効率を上げるだけでなく、作業員の安全も確保します。鳶職はその設置において高度な技術を駆使し、現場の地形や建築物の構造に応じてカスタマイズされた足場を組みます。さらに、強風や悪天候に備えて頑丈な設計を行い、現場全体の安全を支える役割を果たします。


鉄骨組立に求められる正確さとチームワーク


鳶職が行う鉄骨組立は、建物の骨組みを作る重要な工程です。建設現場では、各パーツの位置が数ミリ単位で決まっており、正確さが要求されます。鉄骨組立作業では、鳶職同士のチームワークも不可欠です。重い鉄骨を安全に組み立てるには、作業員同士の息の合った連携が求められ、細かな合図や声掛けが作業の成功を左右します。これにより、安定した建物の構造が完成し、次の工程へとスムーズに進められる環境を提供します。


重量物運搬における慎重さと技術


鳶職は重量物の運搬も担当し、これは建設現場で欠かせない作業の一つです。重い材料や機材を安全に移動させるため、クレーンや吊り具の操作技術が必要です。これらの機材を正確に操るためには、機材の構造や特性を熟知し、現場の状況に応じて柔軟に対応する能力が求められます。また、重量物を運搬する際には、作業の全体を通して慎重さを保ち、事故を防ぐための細心の注意を払うことが必須です。鳶職の技術力が、現場での安全と効率性を大きく支えています。

鳶職(とび職)のお給料は?年収は?


鳶職の報酬が高い理由とリスク評価


鳶職の報酬が他の建設業種より高めである理由には、作業の危険性や高所での作業負担が挙げられます。鳶職は、高所での作業や重量物の運搬など、日々危険を伴う業務に従事しています。このような作業は、高度な安全対策や専門技術を駆使する必要があり、作業のリスクに見合う形で報酬が設定されています。また、経験や技術レベルも給料に大きく影響します。特に、技術的に優れた職人はそのスキルが現場の安全と効率に貢献するため、報酬が上がる傾向にあります。


鳶職の給料に影響する要因とキャリアパス


鳶職の給料は経験や技術レベルによって大きく変動します。未経験者は基本的な作業から始めますが、技術を身につけることで、給与の向上が期待できます。例えば、建設業界でのキャリアを積み、リーダー的役割を担うことができる鳶職人は、より高い報酬を得ることが可能です。また、企業によっては独自の給与体系があり、休暇制度や福利厚生が整っている職場もあります。鳶職のキャリアは努力次第で大きな成長が見込めるため、継続したスキルアップが求められます。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」によると、鳶職(とび職人)の平均年収は、
令和2年で約411万円、令和3年で約405万円です。
山﨑建設では未経験入社の方でも年収約450万円以上、休日も週休二日制のため
自分の時間をしっかりと確保できる環境を作り上げています。



参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou_a.html

 

鳶職(とび職)の1日の流れは?

現場に到着してから安全確認や作業準備を行います。その後、鉄骨の組み立てや足場の設置作業を行います。作業中は安全第一で、効率的に作業を進めます。作業終了後は、現場の片付けや道具の整理を行います。
山﨑建設での一般的な1日の流れを紹介いたします。

8:00~17:00
◆実労働時間7.5h/休憩1.5h
8:00 おはようございます!みんなでラジオ体操
8:15 ミーティング
   当日の作業の流れを確認します
   ※未経験の方には道具の説明から始まり、安心です◎
   作業開始
10:00 休憩(定期的にしっかり休憩を取ります)
10:15 作業再開
12:00 お昼休み
13:00 午後の作業についてのミーティング
   作業再開
15:00 休憩(定期的にしっかり休憩を取ります)
15:15 作業再開
16:30 1日の作業を振り返って最終チェック
   翌日の作業の確認も行います
17:00 おつかれさまでした
    残業はほとんどありません
    時間内にしっかり作業完了!
鳶職の一日は、高度な集中力と体力を要求されるため、安全管理には特に注意が払われます。また、天候によって作業内容が大きく左右されるため、その日の天気に応じて作業計画が調整されることもあります。

 

鳶職(とび職)に向いている人は?


高所作業における適応力と精神的な強さ


鳶職の作業は主に高所で行われるため、そこでの作業に慣れた人が向いています。高所作業はリスクを伴い、作業者には常に緊張感が求められます。そのため、高所での作業に抵抗感がなく、冷静に判断できる精神的な強さが重要です。鳶職は高度な技術だけでなく、現場での危険に対応できる適応力も必要です。これにより、作業員が自信を持って作業を進めることができ、作業効率や安全性も向上します。こうした精神的な強さは、経験を積むことで育まれます。


鳶職におけるチームワークと協力の重要性


鳶職の作業では、個々の作業者が協力し合うことが求められます。鉄骨の組み立てや足場の設置など、大きな作業にはチームでの協力が欠かせません。作業員一人ひとりが互いに支え合い、連携を取ることで、効率よく安全に作業を進めることができます。特に高所での作業では、一人のミスが大きな事故に繋がりかねないため、作業員同士が信頼し合い、連携を取ることが重要です。チームワークを大切にし、互いに協力し合える人材が鳶職には適しています。

鳶職(とび職)のかっこいい魅力は?


鳶職の仕事における達成感と自己満足感


鳶職の魅力の一つは、建物の骨組みを自分の手で作り上げる達成感と満足感です。他の職種が外装や内装の仕上げを担当するのに対し、鳶職は建物の基礎部分となる骨組みを作ります。この重要な工程を担うことで、建物の安定性や耐久性に直接影響を与えていることが実感できます。作業を終えた後に、立ち上がった建物を見上げると、自分の努力の結晶が形となって現れ、その成果を感じることができます。このような実際的で目に見える成果は、仕事へのモチベーションを高め、次の作業への意欲にも繋がります。


高所作業に求められる専門知識とスキル


鳶職は、特に高所での作業を担当するため、通常の仕事とは異なる専門的なスキルと知識が求められます。高所作業は物理的に困難であり、重い材料を扱う際には、正確な技術と効率的な動きが必要です。鳶職では、作業の安全を最優先に考え、危険を回避するための判断力と知識が求められます。例えば、風の強さや天候、足場の状態など、現場ごとに異なる条件に対する適切な対応が求められます。これらの技術や知識を身につけることで、仕事の質が高まり、自己成長にも繋がるという点で、鳶職は他の職業にはない独自の魅力があります。

鳶職(とび職)にはどんな種類があるのか?

足場鳶工:
建設現場での足場の設置や解体を担当する鳶職です。建設現場で足場を組み立て、維持、解体する作業員を指します。建設プロジェクトでは、安全な作業環境を確保するために、建物の外側や高所などで足場が必要です。足場鳶は、これらの足場を構築し、維持する役割を担います。

鉄骨鳶工:
鉄骨の組み立てや解体作業を行う鳶職です。建設業界で使われる専門用語で、鉄骨構造の建物の建設やメンテナンスに関わる作業員を指します。鉄骨構造は、鉄骨や鋼鉄を用いて建築される建物であり、高層ビルや工場、倉庫などに多く見られます。

重量鳶工:
高所作業や重量物の取り扱いを専門とする鳶職です。一般的には、高所での作業を行う建築現場で、建材や機材を吊り上げたり、高所から降ろしたりする作業を担当する職人を指します。クレーンやブームトラックなどの重機を操作して作業を行い、建築プロジェクトにおいて安全かつ効率的な作業を支援します。

まとめ

私たち鳶職は高所での作業を専門とする職業であり、給料は一般職と比較し高収入であるとともに、男らしい仕事や達成感が魅力です。少しでも興味がある人は、積極的に挑戦してみる価値があると言えると思います。

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